トップ
1文で表すと・・・
最前線で戦うチームの要
図:トップのポジショニング
解説
- スタートと同時に飛び交う雪球をかわしながら前線へ走る。センターシェルターを懸けた激しい攻防(通称:ガチンコ)は雪合戦の見どころの1つである。ガチンコを避けるためセンターシェルターを取りにいかないの戦略の1つである。
- トップは敵と最も近接するポジションであり、攻撃の核となる雪合戦の花形ポジションである。個人技で敵を狙うのはもちろん、後衛にサインを出し連携プレーも繰り出す。
- 裏を返せば最も狙われるポジションでもあるため、雪球に当たらない防御力も求められる。シェルターに身を隠し雪球を避け続ける必要があるため身体の小さな選手が有利である。花形を身体の小さな選手が務める点も雪合戦の面白い点である。
2シェル
1文で表すと・・・
前線へ援護射撃を放つ長距離砲
図:2シェルのポジショニング
解説
- 他のポジションと比べ狙われることが少ない攻撃に特化したポジションである。狙われることが少なく常にコートの戦況を追うことができる。
- 高いロブでシェルターに隠れた相手を狙う。2シェルの高いロブで視線を釣り、その隙にトップが仕留めるという連携プレーは多用される。
- 敵の攻撃時にストレートを投げて(通称:カウンター)敵の動きを止め、味方を守ることも重要な役割の1つである。
フリー
1文で表すと・・・
速球で敵を射止める狙撃手
図:フリーのポジショニング
解説
- コートの左手(1シェル側)に立つ1フリーとコートの右手(2シェル側)に立つ2フリーに分かれる。1フリーは左利き、2フリーは右利きの選手が務めると射程範囲が広がる。またセンターシェルターを奪取しない場合などに1フリーと2フリーの間にもう1人フリーを置く場合もある。
- フリーは身を隠すシェルターが無いため、敵から狙われることも多い。逃げ場を広げるため1フリー・2フリーいずれかがBKとなることが多い。またフォーメンションによってフリーが補球を兼任することもある。
- トップチームはトップや2シェルがロブで敵をシェルターから誘き出し、フリーがストレートで仕留めるという美しい連携プレーを繰り出す。
補球
1文で表すと・・・
チームの雪球を管理する番人
図:補球のポジショニング
解説
- 基本的に雪球は転がして供給する。壊れた雪球は使用できないため、補球には雪球を壊さず確実に供給することが求められる。試合で雪球を何球使用できたかはチームのレベル感を測る1つの指標となる。
- 90球を "いつ"、"誰に" 使わせるか管理することも補球の役割の1つである。雪球をチームとして使いたいタイミングで各選手が使えるよう管理することが求められる。
- 補球は戦況を俯瞰視することができるため、敵の傾向や周囲の状況を伝えることも重要な役割の1つである。
監督
1文で表すと・・・
絶えず戦況を伝達する司令塔
図:監督のポジショニング
解説
- 監督には大きく分けて3つの役割がある。1つ目はタイムキーパーである。マメに経過時間を知らせ90球の雪球を効果的に使うよう促す。
- 2つ目はカウント数の伝達である。敵と味方の生存者数を確認し、攻めるべきか守るべきかを伝達する。
- 3つ目は敵の情報の伝達である。敵の攻撃の注意喚起や敵の攻撃パターンの伝達など目に入った敵の動きを選手に伝える。監督の行動可能範囲はセンターラインまでだが、ギリギリの場所から敵のサインを盗み伝達することも重要な役割である。